ジブリの代表作である「となりのトトロ」。

ジブリ作品には必ずといって良いほどつきまとう都市伝説が、当然この「となりのトトロ」」にも存在します。

その中でも、非常に有名なのが「トトロ死神説」。

皆さんもどこかで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

 

 
 

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私は義理の妹からこの話を聞きました。

彼女の友達の友達(笑)は「となりのトトロ」が大好きで、何度も何度も見て、その結果以下に記載した根拠に気付き、スタジオジブリに電話して確かめた所、

スタッフ

「よく気付きましたね!」

と、スタッフさんに言われたのだとか・・!

 

今回はそんな都市伝説を徹底的に検証していきたいと思います。

 

「トトロ死神説」の内容

  • 「となりのトトロ」」に登場するトトロは実は死神、冥界からの使者とも言える存在であり、猫バスは死者の魂を運ぶ不吉なバス
  • さつきとメイは作品の途中で本当は死んでしまっており、それを父親がさつきとメイが生きていたら、2人にはこういうふうに成長していて欲しい・・と願いを込めて執筆したのが「となりのトトロ」、父が映画の中でずっと執筆していたのはその原稿

 

 

 

「トトロ死神説」の根拠

・・・この都市伝説の根拠としてあげられるものは以下のようなものがあります。

  1. 途中からさつきとメイの影がなくなる。
  2. 湖に浮かぶサンダルに対してさつきは「メイのじゃない」とお婆さんに言ったがほんとはメイのものであり、妹の死を悟っている。
    そのためトトロに自分の命と引き換えにメイのところに行きたいと願い、ねこバスに運ばれる。
  3. 最後、母親の病院に行くが、とうもろこしだけを置いて会わずに帰ったのが姉妹が幽霊である証拠。
  4. 母親が最後に言うセリフ「今、あの木のところでさつきとメイが笑ったような気がした」。これはさつきとメイがすでにこの世にはいないということを表現している。
  5. エンディングはお母さんが退院したかのような、あたかもハッピーエンドに見える光景が描かれているが、姿が若いので、過去(姉妹の生前)の光景である。
  6. さつきとメイが地獄めぐりをする「隣のトトロ」という原作が存在している。

では、以上の要因を検証していきたいと思います。

 

 

1、途中からさつきとメイの影がなくなる

 

実は「となりのトトロ」の作中内では、さつきとメイの影が描かれていないシーンが存在します。

これに関してはジブリから公式の見解があります。

 

以下、スタジオジブリのブログに実際に書かれた内容を紹介します。

以上が公式の場での否定のコメントです。

 

「作画上で不要と判断して」というのが、時間設定的に必要ないということなのか、影を描くことが進行上邪魔になってしまうからなのか、予算の削減のためなのか・・・その真相は公式の場では語られていませんが、ネット上の推測では時間がなかった、という推測がされているようです。

公開当時、「となりのトトロ」は「火垂るの墓」と同時上映されていました。

当初は「となりのトトロ」も「火垂るの墓」も約60分のやや短めの映画作品だったのですが、「火垂るの墓」を製作していた高畑勲監督側が作品時間を90分にすることに決め、「となりのトトロ」もそれに合わせて時間を延長しなくてはならなくなりました。

「となりのトトロ」はストーリーを引き延ばすために台本から見直し、もともとは1人の少女が主人公だったのを、さつきとメイという姉妹を主人公にすることにして、結果86分の映画に仕上げました。

その為、製作が大幅に遅れることに!

 

さらにベテランスタッフが中心となって製作されていた「火垂るの墓」と違い、「となりのトトロ」は若手スタッフが中心だったため、期日までに完成させることは無理だろうと判断し、後半シーンの登場人物たちの影を書くのを諦めたそうです。

※「火垂るの墓」ですら、公開後にすぐに完成版に差し替えられたものの、公開した当初は色のついていない描写のままで公開されています。

これがさつきとメイには影のないシーンの理由です。

この影がないシーンについては、さつきとメイの姉妹だけでなく犬にも影がないため、特にさつきとメイが死んでいるから影を描いていないというような深い意味はないようですね。

なにより公式の場で否定されていますからね。

 

 

2、湖に浮かぶサンダル

 

2番は実際に画像を見て検証。

 

湖のサンダル
スタジオジブリ作品「となりのトトロ」より引用

 

メイのサンダル
スタジオジブリ作品「となりのトトロ」より引用

 

 

明らかに、違いますね!

湖に浮かんでいるサンダルはベルト部分がX字であり、メイのサンダルはまっすぐです。

「じゃあ、このサンダルは誰のだ?」ということになりますが、それも深く考えるとこではないような気がします。

何故か道路に片一方だけ落ちている軍手のようなものです。

子供はお出掛け中に寝てしまうと、ベビーカーや抱っこ紐などでの移動になりますが、その時ポロリと靴が脱げてしまうのはよくある話です。

あのサンダルもそうだったのだと考えられます。

実は、湖のサンダルは「千と千尋の神隠し」の千尋が幼少の頃、琥珀川に落としたサンダルなのでは?という都市伝説もあるんです(笑)

これはこれで、別の記事で比較をしていますが、明確に否定出来るものとなっています。

まさに都市伝説。

 

しかし、このようにちょっと映画を巻き戻せば簡単に検証できるようなものが噂として蔓延するというのも不思議な現象ですよね(笑)

誰も巻き戻してまで確認しようとしないのでしょうか!?(汗)

劇中では「メイのじゃない」ときっぱり否定をしているさつき。

「現実を認めたくなくて嘘を言っているのでは?」とも噂されていますが、これも完全に否定できます。

 

 

3、会わずに帰った理由

これに関しては、確かに「何で?」と、思わなくもありません。

せっかく猫バスが気を利かせて病院まで連れて来てくれたのだから、会って直接トウモロコシを渡したって良いですよね。

しかし今、村人達はメイの大捜索真っ最中だというのに、お母さんに会えば離れがたくなってしまいますし、会わずに帰ったさつきとメイの行動も分からなくはありません。

 

何とも言えないですが、あの場面で会わずに帰ったというのが、なんか郷愁をそそるというか、なんか微笑ましい感じがしますね、個人的には・・・(笑)

でも、2人はすでに死んじゃっているから見守ることしか出来ない・・・という説は否定することはできませんね(汗)

 

 

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4、母の言葉が姉妹の死の暗示

最後の方に、母親が、

トトロお母さん

「今、あの木のところで、サツキとメイが笑ったような気がした。」

と言っていますね。

 

このセリフは生きている(はずの)人間に対してかける言葉としては何だか不自然、と言うのが噂されている要因です。

 

さらに、父親は全く2人の気配に気付かなかったにも関わらず、母親だけが死んださつきとメイの気配に気付いたのは母親にも死期が迫っていることを表現している・・というおまけつきです。

 

ですが、あの状況の母親のセリフはああいう風に言うしかないように感じます・・が、これについても、否定をするのに十分な要素がありません。

私としては、2人が死んでいないで欲しいと願うことしかできません。汗

もう、この辺りにくると、作者がどういうふうに描きたいかとか、個人的なものが入ってくるので何とも判断しかねます。

 

 

5、エンディングのハッピーエンドは過去の話?

エンディングの曲が流れている間、さつきやメイが登場し、なにやら楽しそうにしているのをご存じですか?

そのストーリーは幸せそうな印象を強く受けます。

これが、過去の話であり残された親の回想なのではないか・・・と言われているのです。

 

確かに、エンディングの描写は確かにそれぞれのキャラクターのデザインが少し幼いような印象を受けます。

しかし、よくよく見てみると本編の流れを引き継いだ時間の流れを感じます。

 

映画のオープニング、冒頭では田植えの時期なのに対して、エンディングでは梅雨の時期、稲刈りの時期が描かれていますからね。

時系列はつじつまが合い、過去の話ではないような印象を受けます。

そのため、却下!

 

 

6、さつきとメイが地獄めぐりをする「隣のトトロ」という原作の存在

 

表紙からして恐ろしい・・

 

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1077841320?__ysp=44Go44Gq44KK44Gu44OI44OI44OtIOWOn%2BS9nA%3D%3D引用)

 

小説版の内容は、さつきとメイはお母さんがおらず、周囲の人々からひどい迫害を受けており、お父さんは酒乱でさつきとメイにDVという日々、かなり荒んだ生活を送っています。

やがてメイは心が壊れて笑いながら自殺(!)

さつきは、メイが空腹のあまりトウモロコシを盗んだ罪で地獄に行った、という話を死神であるトトロに聞き(すさまじい獣臭を放ち、ずんぐりむっくりで恐ろしい顔をした化け物)、メイの魂を救うために、生きたまま地獄へ行くことに。

巨大なネコの化け物に自ら食べられ、胃の中で肉体が溶けて魂だけになります。

無事にこの世に戻った2人ですが、周囲の人に2人の姿は見えなくなっている・・という救いも人情もない残酷な小説です。

 

今は絶版となっており入手困難・・とされていますが、かなり怪しいです。

いくら検索しても実物を見た人が見当たらないため、想像力豊かな誰かが書いたネット小説の可能性が高そうです。

 

実は、宮崎駿監督オリジナル作品である「もののけ姫」と言う作品が存在します。

これには我々が知っている「もののけ姫」の内容とは全く違う内容が記載されています。

この作品が「となりのトトロ」の原作であるとも言われており、こうした様々な話が交錯した結果、トトロ=死神説をより強固なものへと進化させたのではないかと考えられます。

 

 

きわめつけに、宮崎駿監督が

 

 

と語っているように、さつきとメイはちゃんと宮崎監督の中では実在しているようですね!

 

重ねて2013年6月8日放送の「世界一受けたい授業」に鈴木敏夫氏が出演された際、司会のくりぃむしちゅー上田晋也さんの、

「都市伝説で登場人物の影がなく、実は死んでいる話は本当?」

という質問に対して、

 

「そういった事は考えていない。」

とアッサリ回答されました。

 

以上のことから、検証が十分できないようなものもありますが、否定できる要素は満たされていると思います。

 

※結論※

今回のまとめは、「トトロ死神説」は信憑性がかなり低いガセ!と言えるでしょう。

 

 

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