ジブリ作品には本当に多くの都市伝説が多数語られています。

その中でも今回、「生きろ」のキャッチコピーでも有名な「もののけ姫」の中核を担う登場人物、サンとアシタカについての都市伝説を紹介します。

 

 

 
 

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ジブリ作品に関しての都市伝説が多さは、宮崎監督が思い付きでどんどん切り開いていく設定などによって、一段と作品に深みが出てくること、さらに視聴者にたくさんの憶測を与える「余白」が存在するためだと推測されます。

そのため、噂されている都市伝説の中でも、きちんと宮崎監督の中で関連付けられたもの(信憑性の高いもの)も結構存在するんですよね。

玉石混交、こうした真実と虚構が錯綜しているのもまたジブリ作品が愛される所以なのかなあと感じます。

自分で、

子供

「この後、この2人はこうなるかもしれない!」

子供2

「きっとこの登場人物はこんな想いを抱いていたんじゃないかな?」

と推測するのは、当たっていても外れていても楽しいものですよね♪

今回はその中でも宮崎駿監督が構想に16年、制作に3年も費やした超大作「もののけ姫」からサンとアシタカにまつわる都市伝説をご紹介します。

 

 

サンの母親がエボシ説

サンの設定としてモロを恐れた人間が生贄として捧げた少女がサンであるということは劇中でモロがアシタカに語っています。

それがこちらのセリフ

モロ

「黙れ小僧!!お前にあの娘の不幸が癒せるのか!?
森を侵した人間が、わが牙を逃れるために投げて寄越した赤子がサンだ。
人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、哀れで醜い可愛いわが娘だ。
お前にサンを救えるか!?」

このセリフからはサンの母親が誰であるかというのは語られてはいないのですが、それが山の神や自然、動物と対立しているタタラ場を仕切るエボシ様なのではないか、という都市伝説が存在しているのです。

 

もしも本当ならば、「もののけ姫」は壮大な親子喧嘩を描いた作品になります(笑)

 

スタジオジブリ作品「もののけ姫」より引用

 

この都市伝説の根拠としては、

  • 好戦的な性格が似ている
  • 顔も何となく似ている

・・・。

色々調べてみたのですが、ほぼ根拠がありませんでした・・。

確かに2人とも意思の強そうな凛々しい顔立ちの絶世の美女だとは思いますが・・。

 

実は作中で語られなかったエボシの過去はかなり壮絶なもので、エボシ自身がかつては売られた女性であり、海外に売り飛ばされ、倭寇の頭目の妻となったのです。

そこで倭寇の組織の実権を徐々に握っていき、最後に頭目を殺害!

その後日本に戻って来たようです。

 

そのため、サンがエボシの子供だとすると、この頭目との子供ということになります。

特に好きでもない(むしろ殺してしまうくらい憎い)男性との子供ですから、モロと出会った時に食べられちまえ!とばかりに投げ出したのでしょうか?

しかし、女性は誰の子供だとしても、自分がお腹を痛めて生んだ子供は可愛いものだと思うのですが・・・。

エボシのまっすぐな性格からして赤ちゃんを置き去りにして逃げるとは考え難いように思います。

赤ちゃんのためになら、勝ち目の低いモロのような相手にでも向かっていきそうなのがエボシです。

しかも、エボシが石火矢を手に入れたのが、頭目殺害後、日本への帰国途中に寄った明(中国)で・・という設定なので、むしろ、日本に帰ってきて赤ちゃんを抱えたままモロに出会ったら、持ってる石火矢でズドンと一発お見舞いしてやりそうです。

そもそも、逃げて行った人間がエボシだったらモロが覚えていそうなものですよね・・?

 

年齢的にもサンは15歳、エボシははっきりしていないのですが20代前半から後半。

15年前に日本で赤ちゃんだったサンをモロに投げ出すためには、エボシの年齢が20代前半だとしたら8歳、20代後半だとしたら15歳くらいまでに、海外に売り飛ばされることになります。

 

その後、頭目と結婚。

寇を掌握。

妊娠。

頭目殺害。

明国を通って日本に帰国。

という怒涛の人生を送らなくてはいけません。

 

ちょっと無理があるような・・・。

そんな訳で、この都市伝説は信憑性が相当低いものではありますが、こうした捉え方は非常に面白いですね。

視聴者としては、当然山犬とエボシ様との対立は人間の欲と自然との調和がうまくいかないためであると推察しますが、こうしたサンとエボシの個人的な対立(エボシにとってサンは憎い過去&サンはエボシに捨てられた恨みを抱いている)という構図もあるかも・・と想像するのも楽しいものです。

 

 

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サンのモデルは「サンカ」説

サンカというのは、過去に日本の山地や里山に見られた集団を指す言葉です。

一カ所に定住することなく様々な拠点(洞窟や墳遺跡、寺の軒先や自分達で急ごしらえの小屋を作ることもあった)を回遊し生活しているため、人別帳(今で言う戸籍)にすら登録されない人々で、漢字も「山窩」「山家」「三家」など様々です。

竹細工などを作る回遊職能民であったり窃盗団であったり、サンカと言えば〇〇と職業を一概に言えるものではなく、時代とともにその意味も変化していった言葉として知られています。

 

おそらくこの説は、「サンカ」と「サン」が一文字違いであることや、サンが山の中で生活をしていることから生まれた都市伝説であるかと思います。

 

しかし、宮崎監督は「サン」と言う名前の由来は1980年にアニメ企画案として出した「もののけ姫」のヒロインが「三の姫」(三番目の姫)であったためである、とインタビューで語っていました。

大まかですが当初の企画書の内容は、

「ある国の殿様が戦に敗れた帰りに、もののけが住むねぐらで食糧を盗もうとしますが、失敗してもののけに捕まってしまいます。
殿様はもののけに、命を助けてくれたら自分の姫を嫁にやる、と交渉。
もののけは了承し、殿様は無事にお城に帰ることができます。
その殿様には一の姫、二の姫、三の姫という3人の姫がいて、もののけに嫁いだのが「三の姫」です。」

これもまた面白い説だとは思いますが、信憑性に欠ける都市伝説と言えるようです。

 

 

アシタカには許嫁がいた

これはアシタカが村を追われる前にあったシーンに登場するカヤという少女です。

 

アシタカのことを「兄さま」として慕い、アシタカが村を出るシーンではこのようなやり取りがありました。

スタジオジブリ作品「もののけ姫」より引用

 

「あにさま」と聞くと、カヤはアシタカの妹なのだなと感じるのが現代の我々の感覚ですが、この当時としては自分より目上の村の青年・先輩に当たる人物に対する敬意を込めた呼び方でした。

そのため、アシタカとカヤは兄妹でもなんでもない可能性もあるのです。

 

宮崎監督はそのシーンに関して

と語っています。

 

こうしたことからも、やはりカヤは単に妹と言う可能性が低く、そして極めつけは、「もののけ姫」のパンフレットにはカヤは「アシタカの許嫁」と書かれていますので、カヤは将来はアシタカの嫁になるはずだった、そしてそのように周りが認めた女の子だということはほぼ確実です。

それにしても、許嫁ほどの存在だというには2人の別れのシーンがあまりにもあっけないのでは・・・と感じます(笑)

 

ここで、このシーンについて語られている話がもう一つあります。

アシタカはカヤからもらった大事な玉の小刀をあっけなくサンに渡すように言って山犬に渡す(ってか放り投げてる・・)のです。

しかもサンはその小刀についていた紐を食いちぎって(!ヒドイ・・)身に付けています。

これではカヤがあんまりにも可哀想なのでは?とアシタカは一部ネットでかなり叩かれています(笑)

完璧に思われたアシタカさんも炎上しています。

 

しかし、個人的な見解ですが大事なのはカヤからもらった小刀ではなく、カヤからもらった思いなのではないかと感じます。

カヤは、

カヤ

「(小刀に)お守りするよう息を吹き込めました。」

と、言っていますし、カヤのその思いは小刀を手放しても失うわれるものではなく、その大事に思う気持ち&守りたい気持ちを伝えるようにサンに小刀を渡したのではないかと思います。

 

また、このカヤとサンが同じ声優さんであるというのもまた、何か意味があるのでしょうか?

単に人員削減などではないはず!

アシタカの想い人が変わっていったというためにそのような演出を行ったのでしょうか・・・。

なんとも不思議な描写ですね。

また、アシタカとサンの都市伝説で言うと、この二人が「千と千尋の神隠し」の千尋とハクに長い年月をかけた関係があるという都市伝説も存在しています。

 

「もののけ姫」に登場するコダマは後に成長してトトロになるという裏設定を思い付きでつけてしまう宮崎監督ですので、こうした他作品とのつながりもあるのかも・・・と感じさせます。

信じるか信じないかは、あなた次第。

 
 

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